子供の部では、22日から23日まで一泊二日で合宿を行います。
今回は今までと少し違った合宿になります。ご期待ください。
現在の教室状況をおはなしします。
中学生になると、塾があるので、月曜の夜と、火曜の夜、どちらに来てもいいことになっています。
過去においては偶然にも半々ぐらいの人数で、月曜生、火曜生となっていましたが、ここ半年ぐらい
月曜に偏り、火曜に来る中学生は一人になってしまいました。
教室に大人の生徒達がたくさんいる中、たった一人でお稽古する子に私も主人も気を遣って来たつもりでした。
自分がもし・・・と考えると、私もきっと寂しいと思うだろうな!と思ってくれた大人の生徒の方も優しく接してくれました。でも寂しかったはずです。
昨日のレッスンで、その子はすっきりした顔でレッスンを受けていたので、嬉しかったのですが
「合宿行くよね」
と聞くと、先週は
「春休みは部活がないのででれます」
と言っていた子が
「行けません」
と言うので
「あれ?」
と思ったのですが、そのままにして、帰るとき何か話したそうにしていたのに、それも気がついていたのに
そのままにしてしまって、本当にごめんね。
きっと話したかったんだね。
「来週はお休みですか?」
と聞いてくれたので
「やるよ、来てね」
「お母さんからメールがきているかも」
と言い残して帰って行った後、稽古が終わり、メールを見ると
「長いことお世話になりました。本人が伝えたでしょうか・・・」
と感謝の言葉が詰まった温かい気もちが伝えられていました。反省しました。
三人兄弟みんな育ってしまったと言えばそうなんですが、末っ子の子には、可哀想な事を!と反省ばかりです。
私の力だけではどうしようもなかったのですが、今だからこそ必然的にこういう状況を与えられたのだと、心から反省しました。
中学生になると大人の部に入って、大人としてやるには工夫してあげないと悲しいんだな。
房仙会は、字だけを上手にしたいわけではないとか言いながら
心を育てたいとか言いながら
なんてこった!と、引き留めてくれた親の気持ちを考えると余計切なく申し訳なく思います。
人間、一人で生来てはいけない。
そのことを身をもって体験することを、房仙会という団体という中で、できることを限りなく増やしたいと頑張って来ました。
今のレッスンで、大人の生徒の方達には
古筆の重要性を理解いただくため、筆法を目の前で揮毫することでより筆つかいを体得し手ほしいと願っています。
皆、四苦八苦しながら書き込んでいます。
師範の免状がある人もたくさんいますが、習い続けています。
資格ではなく、実力がないとだめだと理解しているから学び続けます。
特に夜の部は働いている人が通って来ているので、疲れているはずなのに
2時間以上書き続ける人たちが多く、その根気に乾杯です。
みんなのしたいこと、なりたい夢の達成のために、私も努力していきます。
何でも伝えてくださいね。
十人十色ですから、一人一人に満足してもらわないと、わたしの満足は得られません。
60過ぎた今は、世の中に何をお返ししようかいつも考えているわたしです。
生徒に尽くします。